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    <title>日本全国の焼き物情報</title>
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    <updated>2008-11-19T05:48:45Z</updated>
    <subtitle>焼き物に興味をもった貴方！日本全国では産地によっていろいろな焼き物があります。それぞれの特徴を説明しつつ、器選びのポイントも紹介しています。全国の焼き物に詳しくなると、より一層と焼き物を見るのが楽しくなってくるでしょう。</subtitle>
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    <title>有田焼と伊万里焼</title>
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    <published>2009-01-13T12:59:02Z</published>
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    <summary>数ある全国の陶器を語る上で、これは外せないでしょう、というのが佐賀県の有田焼です...</summary>
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        <![CDATA[<p>数ある全国の陶器を語る上で、これは外せないでしょう、というのが佐賀県の有田焼です。<br />
有田焼は誰もが聞いたことのある、また見たことのある焼き物ではないでしょうか。<br />
瀬戸と並んで磁器生産のメッカとも言われる有田は、日本から海外へ「文化」を輸出した数少ない窯場です。</p>

<p>江戸時代、華やかな色絵を施してある有田焼が話題となり、盛んにヨーロッパに輸出されていました。<br />
その頃のものは「古伊万里」と呼ばれ、現在の有田焼の一主流となっています。<br />
古伊万里の様式を代表するのは「染錦（そめにしき）」と呼ばれる装飾法で、染付けの上に赤や緑、黄、青などの絵の具で色絵をつけ、さらに金彩、銀彩を加えたものです。<br />
器の表面を絵柄が埋め尽くし、色使いは華麗で多彩、まさに豪華絢爛の焼き物です。<br />
ヨーロッパの貴族文化の中にも歓迎されたというのも納得できます。</p>]]>
        <![CDATA[<p>古伊万里の名工として酒井田柿右衛門（さかいだかきえもん）がいますが、柿右衛門は古伊万里様式よりさらに優雅な「柿右衛門様式」という装飾法をあみ出しました。<br />
その器肌は「濁手（にごしで）」といって透明度を抑えた独特の乳白色をしています。<br />
このやわらかい白を完成させたことによって、上にのせる色絵とのバランスがさらによくなりました。<br />
絵のモチーフには、花、竹、紅葉、鳥、鹿などを用い、構図も日本画的なものが目立ちます。<br />
絵の具は赤を基調とし、群青、青緑、赤さびの４色を基本としています。<br />
柿右衛門様式はヨーロッパの窯でも模倣されるほど、一世を風靡していました。</p>

<p>ところで全国の陶器の中では有田焼という名称も伊万里焼という名称もどちらもよく浸透していますが、この２つが混同している人も中にはいるかと思います。<br />
ときに、有田焼のことを伊万里焼と呼ぶこともあります。<br />
しかし、現在、佐賀県伊万里市にも窯はありますが、もともと有田で生まれた焼き物なので、本質的には有田焼と呼ぶのが正しいように思います。<br />
２つが混同してしまう原因のひとつとして、山里である有田に対して伊万里には港があったため、有田焼が伊万里の港を介して各地へ運ばれ伊万里焼と呼ばれるようになった、という話もあります。<br />
特に海外では、細かい事情にはあまりこだわらず、単に「イマリ」と呼んで親しんでいたようです。</p>

<p>現在では有田地区で焼かれたものを有田焼、伊万里地区で焼かれたものを伊万里焼と呼ぶ分け方が一般的となっているようです。</p>]]>
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    <title>唐津焼</title>
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    <published>2009-01-08T13:07:41Z</published>
    <updated>2008-11-19T05:48:45Z</updated>

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        <![CDATA[<p>全国の陶器の中には海外からの影響を受けて発展していったものもありますが、佐賀県の唐津では地理的に朝鮮との交流が深かったことから、朝鮮写しの器が焼かれ、それによって唐津焼の基礎ができたと言われます。<br />
また、愛知の瀬戸焼が「せともの」と呼ばれているように、西日本では陶磁器の代名詞として「からつもの」と言われるほど唐津焼は大変に普及していました。</p>

<p>さて、朝鮮の影響を受けて陶磁器の代名詞となるほどにまで普及した唐津焼とはどんな焼き物なのでしょうか。<br />
唐津焼には「砂目」という土がよく使われますが、これは砂を含んでいるというわけではなく、生地が粗いことを意味します。<br />
そのため器肌はざらついた感じになってしまうので、唐津焼では釉薬を比較的多めに施します。<br />
それで全体の質感が土らしいしぶみを備えたものになります。<br />
また唐津焼の特徴として朝鮮の陶工によって使えられ開発された絵付けや釉薬使いがあります。</p>]]>
        <![CDATA[<p>以下にいくつかの表現技法を紹介します。<br />
●絵唐津<br />
　草、木、花、鳥、人物などの絵を酸化鉄質の釉で描いたもので、単純素朴なタッチのものが目立ちます。<br />
　焼き上げると描いた線は茶褐色になり、鈍色の器肌にできた影のようで味わい深いものです。<br />
●斑唐津<br />
　白く焼き上げられた器肌に青や黒の斑がポツポツとあらわれたもので、わら灰釉などが熱で透明感を失い、白くなるという作用を利用しています。<br />
●朝鮮唐津<br />
　わら灰釉の白と鉄釉の黒く焼ける作用をともに用いたもので、鉄釉を下地にして、上からわら灰釉を流します。<br />
　上から掛け流した白が無造作に流れ落ちる様子は、茶の世界では「景色（けしき）」と呼ばれ、器を観賞する際のひとつのポイントとなっています。<br />
　全国の陶器（茶陶）を観賞する機会がある時には、この「景色」も楽しんで見るとよいですね。<br />
●三島唐津<br />
　朝鮮の李朝の技法をそのままに伝えるものです。<br />
　器が半乾きのうちに木型や刷毛で紋様を描き、化粧土を塗ったあと、削り仕上げ、または拭き取り仕上げで紋様を浮かび出させたものです。</p>

<p>この他にも、二彩唐津、粉引唐津、黒唐津など、唐津焼は実に多彩です。</p>]]>
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    <title>萩焼</title>
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    <published>2009-01-03T13:03:22Z</published>
    <updated>2008-11-19T05:48:45Z</updated>

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        <![CDATA[<p>茶の湯の世界のわびさびなどはよくわからない、という人も多いと思います。<br />
しかし全国の陶器を見ようと思うと、茶の湯の世界とは切っても切り離せないものがたくさんあります。<br />
山口県に生まれた萩焼も、あかぬけしない、ぽてっとしたもたつきに親しみが感じられ、茶人たちに好まれる焼き物です。</p>

<p>萩焼のぬくもりある器肌は、土のあたたかみをそのまま伝え、ぼてっと分厚い印象ながら手に持つと意外に軽く、しっくり手になじむ柔らかさを備えています。<br />
この感触は、大道土（だぢどうつち）という砂礫雑じりの浸透性に富んだ陶土の性質によるところが大きいでしょう。</p>]]>
        <![CDATA[<p>また萩焼では登り窯で時間をかけて比較的低めの温度でゆっくり焼き上げるため、焼き締め度合いが弱く、なんとなく土の柔らかさを残したような焼き上がりになります。<br />
それと同時に、一般の焼き物に比べて吸水性が高いのも特徴です。<br />
萩焼をよく見ると、表面にこまかいひび（貫入）がたくさん入っています。<br />
萩焼の茶碗などを長く使っていると、このひびから茶がしみ込み、器の肌色を微妙に変えたり、雨漏りのようなシミができたりします。<br />
ひとつの器を長く大切に使うことで色艶が次第に変化し、独特の雰囲気をかもしだすことを「茶慣れ」「萩の七化け」などと呼ぶそうです。</p>

<p>全国の陶器が並ぶ中、萩焼の名陶として肌色の茶碗がぽつんと置かれているだけで、いかにも飾り気がないのも萩焼の特徴です。<br />
粘土をぽっくりとかきとって、そのまま焼いたような素朴さが、飽きの来ない器として高い人気を得ているのでしょう。</p>]]>
    </content>
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    <title>備前焼</title>
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    <published>2008-12-29T12:51:50Z</published>
    <updated>2008-11-19T05:48:45Z</updated>

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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://yakimono.a-memo.com/">
        <![CDATA[<p>数ある全国の陶器の中でも、焼き物の原点とも言える魅力を持っている備前焼、それは釉薬を使わずに焼き締めるという技法を１０００年もの間、守り通してきたためでしょう。<br />
備前焼に使われる土は耐火度が低いため、急激な温度変化を受けると破損しやすいという性質を持っていました。<br />
そこで、焼成にはじっくり時間をかけ、少しずつ薪を増やしながら温度を上げていく、という技法が生まれました。<br />
このようにして、釉薬を使わず、念入りに高温で焼き上げた器は、華やかさこそないが、素朴な土味と落ち着いたしぶみが感じられます。<br />
地味でありながらも備前焼が根強い人気を誇っているのは、やはり土をこねて作る、という焼き物の原点というべき魅力にささえられているからなのでしょう。</p>

<p>備前焼特有の装飾に「窯変（ようへん）」があります。<br />
窯変とは、器が灰に埋もれたり、器同士がくっついてしまったりしてできる、いわば窯の中のアクシデントによる偶然の美しさのことです。<br />
全国の陶器には施釉や絵付けにその特徴を見出せるものが多くありますが、備前焼の陶工は絵付けではなく窯変にエネルギーを発揮しました。</p>]]>
        <![CDATA[<p>窯の中で灰が器に降りかかってできる自然釉は他の焼き物にもよく見られますが、これも窯変に含まれます。<br />
備前焼では特に斑点状のものを「胡麻」と呼んで珍重します。<br />
また火の近くに置いたために灰の量が多く、溶けて流れたものを「玉だれ」と呼びます。<br />
ほかに「緋襷（ひだすき）」と言って、器と器がくっつかないようにワラを挟んだ部分が赤く焼け上がったものもあります。<br />
器同士がくっついた部分が赤く染まるものは「牡丹餅（ぼたもち）」と呼ばれます。</p>

<p>もともとはアクシデントによってできた装飾だったが、その偶然に着目した陶工たちは、わざとワラを巻いたり、器を火の近くに置いたりと計算して窯変を生み出すようになりました。<br />
しかしいくら計算をして装飾を施そうとしても、やはり偶然の要素がつきまとうのがまた窯変の魅力といってもよいでしょう。</p>

<p>岡山県の備前焼伝統産業会館周辺では、毎年１０月に備前焼まつりが行なわれています。<br />
ぜひお出かけになってみてください。</p>]]>
    </content>
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    <title>赤膚焼</title>
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    <published>2008-12-24T13:01:55Z</published>
    <updated>2008-11-19T05:48:45Z</updated>

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        <![CDATA[<p>全国の陶器には、有田焼や九谷焼のように独特の作風で区別されるものもありますが、奈良県の赤膚焼（あかはだやき）は作風の違いによって区別されるのではなく、原料の土の産地が同じならこの名前で呼ばれています。<br />
赤膚焼の土は鉄分を多く含んでいるため、焼きあがると器肌がほんのり赤くそまります。<br />
そこから赤膚焼と呼ばれるようになった、と言われていますが、もう一説、奈良県の五条山がかつては赤膚山と呼ばれていたから、とも言われています。</p>

<p>赤膚焼を特定するような作風をはっきりさせるのは難しいのですが、もっともポピュラーなものは萩釉（はぎゆう）に奈良絵をほどこしたものでしょう。</p>]]>
        <![CDATA[<p>萩釉は萩焼から伝わったものといわれ、もったりと器全体を覆う乳白色が、素地のほんのりとした赤みとよくマッチしています。<br />
奈良絵というのは、赤、黄、緑などの明るい色で、人物や家、鳥居、鹿などをユーモラスなタッチで描くものです。<br />
もともと奈良絵はお釈迦様の前世や現世を絵物語であらわしたものですが、赤膚焼の器の上では、かわいらしい絵として描かれています。</p>

<p>また、萩釉と奈良絵を用いた焼き物以外には、並釉（なみゆう）、黒釉、なまこ釉などを使い、絵付けのないものもあれば幾何学模様を施したものもあります。<br />
現在、赤膚焼を焼いている窯も、それぞれに独自の工夫を加えており、赤膚焼に対する主張も灰釉を用いることであったり奈良絵を施すことであったり、赤膚でできたものはすべて赤膚焼だ、という考えであったりとさまざまです。<br />
しかし、やはり特徴的なかわいらしい奈良絵が、全国の陶器の中でも赤膚焼ファンを集めている大きな要因となっているのは間違いなさそうです。</p>]]>
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    <title>京焼と清水焼</title>
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    <published>2008-12-21T12:53:17Z</published>
    <updated>2008-11-19T05:48:45Z</updated>

    <summary>全国の陶器の名前は、その焼かれている地域にちなんで付けられることがほとんどですが...</summary>
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        <![CDATA[<p>全国の陶器の名前は、その焼かれている地域にちなんで付けられることがほとんどですが、京焼も京都で焼かれたものを示して呼んでいます。<br />
その中でも清水焼以外を京焼と呼ぶこともあるようですが、広い意味ではすべてを含みます。</p>

<p>京都の焼き物、と聞くと、どのようなものを想像するでしょうか。<br />
おそらく京都のイメージに合った、洗練された美しい器などを思い浮かべると思いますが、それでおおかた間違いありません。<br />
京焼の特徴は、技術と技法の多様性、華麗な美しさにあります。<br />
京焼きには、色絵陶器から染付け磁器、青磁、白磁、金襴手、さらには中国風、朝鮮風、瀬戸風、信楽風、美濃風、など、まるで全国の陶器を一堂に集めたかのように全てが揃っています。</p>]]>
        <![CDATA[<p>それは、長い間、日本の文化の中心を担ってきたことで、全国から焼き物に関するあらゆる技術や作品が京の都に流れ込んできたためと考えられます。<br />
地方の窯業地帯では、どうしても独自の技術に頼る部分が多大にあったのに対し、京都の陶工は幅広い技術や感覚に接することができました。<br />
そして今日の総合的な京焼の美しさにつながっているのです。</p>

<p>現在、京焼はその作風を特定しにくい、とも言われますが、京焼の最大の魅力はやはり華麗な色絵と染付けでしょう。<br />
江戸時代の名工、野々村仁清（にんせい）に始まり、のちの名工たちが磨き上げてきたその趣向は、今も京焼のなかに息づいています。<br />
清水詣でに出かける機会があったら、清水寺へ続く坂道の途中で陶磁器みやげを探してみてはどうでしょうか。</p>]]>
    </content>
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    <title>信楽焼</title>
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    <published>2008-12-18T13:00:29Z</published>
    <updated>2008-11-19T05:48:45Z</updated>

    <summary>誰もが見たことのあるたぬきの置物、これも立派な焼き物です。 全国の陶器市などにで...</summary>
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        <![CDATA[<p>誰もが見たことのあるたぬきの置物、これも立派な焼き物です。<br />
全国の陶器市などにでかけても、かわいらしく愛嬌のある表情で店先を行く人の心を和ませているたぬき君たちですが、彼らのふるさとは滋賀県信楽町にあります。<br />
信楽町は滋賀県の最南部に位置し、緑豊かな山林地帯が広がっています。<br />
そこに自生するアカマツが陶器の焼成に使う焚き木として適していたことも、この地域を焼き物の町として発展させたひとつの要因と言えるでしょう。</p>

<p>この信楽の地で採れる土には粘りがあって腰が強く、高温にも強いため、小さくて精巧なものから大きくて丈夫なものまで、じつに信楽焼は幅が広く、多種多様に焼かれています。<br />
またこの粘土には長石や石英などが多量に含まれるため、これが焼成時に器の表面に吹き出して、</p>]]>
        <![CDATA[<p>信楽独特の白いぶつぶつした肌合いの器が出来上がります。<br />
全体的に粗い素朴な感じがするのは、陶土を水で漉して細かいものだけを残す、という処理を行なわないためです。<br />
これも信楽焼の製法のひとつの特徴と言えます。</p>

<p>現在の信楽焼では、傘立てや食器、置き物、植木鉢、タイルなど、ジャンルにこだわらずに焼かれ、常に人々の生活とともに生きてきた焼き物であることが伺えます。<br />
小石の吹き出した土肌、のびのびとした形、高温で焼くことでできる自然釉の風合い、など、素朴で平凡であるがゆえにその魅力にはまってしまう陶器好きも多いと聞きます。</p>

<p>全国の陶器の産地をめぐる旅も楽しいものです。<br />
信楽の町に出かけると、あらゆる場所で焼き物を目にすることができます。<br />
この町には人よりたぬきの方が多いのではないか、という話も出るほど、どこの窯を訪ねてもたぬきがわんさかいて、旅する人を温かく迎えてくれます。</p>]]>
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    <title>越前焼</title>
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    <published>2008-12-15T12:54:43Z</published>
    <updated>2008-11-19T05:48:45Z</updated>

    <summary>越前と聞いて思い浮かぶのは、荒々しい波の立つ日本海に、カニなどのおいしい海の幸。...</summary>
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        <category term="北陸地方の焼き物" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://yakimono.a-memo.com/">
        <![CDATA[<p>越前と聞いて思い浮かぶのは、荒々しい波の立つ日本海に、カニなどのおいしい海の幸。<br />
そして忘れてならないのが越前焼です。<br />
ここ福井県にある越前焼の窯は、いわゆる六古窯のひとつになっているのです。<br />
数ある全国の陶器の中でも、よく知られた名前ですよね。</p>

<p>全国の陶器はそれぞれに地域ごとの特色があり、地元の風土や人柄までも表現しているものがあります。<br />
この越前焼でも陶土はすべて地元産の土でまかなっており、冬の厳しさに耐え抜く腰の強さが器にもあらわれています。<br />
越前の土はガラス質を多く含んだ独特のもので、釉薬が乗りにくい性質を持っています。</p>]]>
        <![CDATA[<p>通常の陶器であれば、釉薬を掛けないと水漏れしやすいなどの欠点が出てきてしまうのですが、越前の土を使って焼くと高温焼成によってガラス質が隙間を埋め、硬く緻密に焼き上がります。<br />
そのため、釉薬を使わず１３００度以上の高温で焼き締めるスタイルが、創始以来の越前焼の基本形となっています。</p>

<p>土の腰の強さと並んで越前焼の特徴とされるのが、紐づくりと呼ばれる成形法です。<br />
人の腕ほどの太さがあるひも状の土を肩にかついで、土台の周りを回ってぐるりと巻きながら器を形作っていきます。<br />
昔ながらのこの手法を守り続けている人として、藤田重良右衛門（じゅうろうえもん）氏がよく知られています。</p>

<p>最近では食器も多く作られ、若い人にもなじみがあるであろうビアマグは、ヒットを呼びました。<br />
越前焼特有のざらざらとした肌合いのビアマグにビールを注ぐと、泡のキメが細かくなりクリーミーな泡が長持ちするようです。<br />
越前焼に、そしておいしくビールを飲む方法に興味がある人は、一度お試しください。</p>]]>
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    <title>九谷焼</title>
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    <published>2008-12-12T12:59:02Z</published>
    <updated>2008-11-19T05:48:45Z</updated>

    <summary>焼き物にあまり詳しくない人でも九谷焼の名前は聞いたことがあるでしょう。 石川県の...</summary>
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        <![CDATA[<p>焼き物にあまり詳しくない人でも九谷焼の名前は聞いたことがあるでしょう。<br />
石川県の九谷焼は、前にお話しましたように、幻とも言われる古九谷の謎めいた魅力も相まって、全国の陶器の歴史や文化のなかでユニークな地位を確立しています。</p>

<p>九谷焼の特徴と言えば、重厚な色彩の絵付けでしょう。<br />
時代により、あるいは陶工により、その手法は異なりますが、絵付けを特徴的に用いるという点は古九谷の時代から一貫して変わらないものです。<br />
「九谷五彩（くたにごさい）」と呼ばれる赤・黄・緑・紫・紺青の５色を中心に描かれます。</p>

<p>実は九谷で焼かれたものではない、とも言われている古九谷ですが、どこで焼かれていたにしてもその油絵を思わせる色彩感覚が、九谷焼の基礎となったことは間違いなさそうです。<br />
古九谷の絵画的な表現は、大胆な構図と自由な線描きを見せて力強く感じられます。</p>]]>
        <![CDATA[<p>古九谷の再現を図った「再興九谷」と呼ばれるいくつかの窯では、古九谷様式をイメージしながらも独自の工夫を加え、人物主体の赤絵写し、赤絵の細密描画、金彩などの世界を開拓していきました。<br />
やがてこれらの手法を統合し、洋絵の具による細密な絵柄に金彩をほどこし、華麗な彩色金襴の世界を完成させたのが、明治時代の九谷庄三（しょうざ）です。<br />
これは海外への輸出品としての評価も高く、それ以後の九谷焼の主流となりました。<br />
しかしあまりに華美すぎて生活工芸には向かないという意見もあり、今日では古九谷の重厚な作風も復活しつつあるようです。</p>

<p>全国の陶器の中ではメジャーな九谷焼ですが、時代とともに変化していった作風などを隈なく知るのはなかなか難しいかもしれません。<br />
過去の名作から現代の新作までを幅広く展示、解説してある資料館もありますのでぜひ出かけてみてください。</p>]]>
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    <title>古九谷の謎と説</title>
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    <published>2008-12-09T13:06:14Z</published>
    <updated>2008-11-19T05:48:46Z</updated>

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        <![CDATA[<p>全国の陶器で知っているものを挙げてみてください、と言われると、必ずどの人も思いつくであろう九谷焼。<br />
その九谷焼を語る上で必ずといってよいほど付いてくるのが古九谷の謎についてです。<br />
現在でも議論の渦中にあるという古九谷の謎とは一体どんな話なのでしょうか・・・</p>

<p>九谷焼の本拠地である石川県、その山中町九谷の地で色絵磁器を焼いていたという内容を記した文献があり、発掘調査もそれを裏付けたのですが、古九谷様式に合致するような出土品は少なかったようです。<br />
逆に佐賀県の有田では古九谷様式に一致する陶器の破片が多く発見されているため、古九谷は実は有田町で焼かれたものではないのか、という説が主流となっているのです。</p>]]>
        <![CDATA[<p>文献によると、明暦年間に加賀大聖寺藩主が後藤才次郎という人に命じて山中町九谷で磁器などを焼かせた、とのことです。<br />
昭和４５年からの発掘調査により、江戸初期の登り窯の存在と、磁器が焼かれて色絵素地が作られていたことも確認できましたが、それが果たして古九谷なのかどうなのかは確認できなかったようです。<br />
そのため、古九谷はすべて有田で焼かれていたとか、絵付けだけを九谷で行なったなど、さまざまな説が生まれたのです。<br />
後藤才次郎が起こした窯は、４０年ほどして忽然と廃窯になってしまい、これも幻と呼ばれる所以なのでしょう。</p>

<p>全国の陶器にまつわる謎には興味深い話がいろいろとあります。<br />
九谷焼の謎めいたスタート、さて古九谷の窯はいったいどこに・・・？</p>]]>
    </content>
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    <title>伊賀焼</title>
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    <published>2008-12-06T12:57:36Z</published>
    <updated>2008-11-19T05:48:46Z</updated>

    <summary>「伊賀に耳あり、信楽に耳なし」という言葉を聞いたことがありますか？ 焼き物に興味...</summary>
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        <![CDATA[<p>「伊賀に耳あり、信楽に耳なし」という言葉を聞いたことがありますか？<br />
焼き物に興味のある人であれば、どこかで聞いたことがあるかもしれませんね。<br />
これは、伊賀焼と信楽焼の特徴を示したことばです。<br />
全国の陶器にはたくさんのものがありますから、中には区別が難しいほど特徴が似ているものがあってもおかしくはありません。<br />
伊賀焼も、日本六古窯のひとつである信楽焼と特徴がよく似ていて、違いと言えば作品に耳がついているかどうかという点だ、ということを伝えるための言葉が「伊賀に耳あり、信楽に耳なし」なのです。</p>

<p>伊賀焼は釉薬を施さずに土味を生かした焼き締めの製法で作られ、どっしりとした重量感と硬さがあります。<br />
信楽焼に比べ、幾分茶褐色の土肌をしており、器の表面に長石の粒が荒く噴出しているのが特徴のひとつです。</p>]]>
        <![CDATA[<p>この手ざわりは、三郷山から出土する古琵琶湖層と呼ばれる地層の土にあり、良質の蛙目粘土が含まれているためです。<br />
これらの陶土を、１４００度もの高温で焼き締めることで、ごつごつとした素朴な土肌があらわれるのです。</p>

<p>伊賀焼では、器の焼き肌に透明感のある青ガラスのような色が浮き出てくることがあります。<br />
この神秘的な緑色はビードロ釉というもので、伊賀焼特有の自然釉です。<br />
成型や装飾の面で言うと、伊賀焼は器にヘラで模様をつけたり口を歪めたり胴をへこませるなど、人工的に手を加えた造形美が中心となっています。<br />
上記のように、耳がついているのもその一つと言えるでしょう。</p>

<p>全国の陶器には、使う陶土や焼成法など、伊賀焼と信楽焼のように似ているものがいくつかあります。<br />
それらの違いを見極めるのも、焼き物の知識を深める上でおもしろいかもしれませんね。</p>]]>
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    <title>常滑焼</title>
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    <published>2008-12-03T02:57:07Z</published>
    <updated>2008-11-19T05:48:46Z</updated>

    <summary>愛知県常滑市へ出かけたことはありますか？ 常滑と聞くと、人によっては「競艇？」と...</summary>
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        <![CDATA[<p>愛知県常滑市へ出かけたことはありますか？<br />
常滑と聞くと、人によっては「競艇？」と返事が返ってきたり、中部国際空港セントレアも有名ですね。<br />
しかし常滑の町を歩くと至るところに陶器が見られ、かめや焼酎瓶を積み重ねた塀や土管を道に埋め込んであるなど、焼き物の町であることを誰もが実感することができます。<br />
ここで焼かれる常滑焼は、全国の陶器の中で最古の焼き物と言われており、急須や湯のみ茶碗のほかに、厚手の壺や花器、植木鉢まで多種多様な日用雑貨が焼かれています。<br />
また常滑焼の特徴として、土管や工業用タイルなどの製品が多いことも挙げられます。</p>

<p>常滑焼の肌合いにはすべすべとした手ざわりの急須類と、ざっくりとした土味を残す壺や花器などの２種類があります。</p>]]>
        <![CDATA[<p>常滑焼の代表作と言われる「朱泥（しゅでい）」の茶褐色の急須は、陶土にベニガラという酸化鉄を混ぜて焼き締めた無釉陶器です。<br />
全国の陶器の中でもこの赤い急須を見れば「常滑焼」と分かるほど特徴的なものですが、これはなめらかな手ざわりが魅力で、長く使い込むうちに艶が出てきます。<br />
いっぽうのざっくりとした手ざわりの壺などは、常滑周辺から出土する鉄分を多く含んだ山土などで焼かれたものです。</p>

<p>常滑焼の器は焼き締めが中心で、大半のものは釉薬を掛けていません。<br />
しかし中にはしぶい緑色をした釉薬が肩口から流れている壺などもあります。<br />
これは燃料となる薪の灰が窯の中で溶け、焼き物に付着して釉薬へと変化したもので、自然釉と呼ばれます。<br />
草木の灰を利用した灰釉も、自然釉と同じ風合いを引き出す効果があります。</p>]]>
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    <title>赤津焼</title>
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    <published>2008-12-02T13:55:12Z</published>
    <updated>2008-11-19T05:48:46Z</updated>

    <summary>愛知県の瀬戸市を誰もが知る焼き物の町として知らしめたのが、通称せとものと呼ばれる...</summary>
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        <![CDATA[<p>愛知県の瀬戸市を誰もが知る焼き物の町として知らしめたのが、通称せとものと呼ばれる瀬戸焼です。<br />
瀬戸焼にはこれと言った目立つ特徴が見つかりにくいのですが、逆に全国の陶器のスタイルを一度に楽しめるという点が特徴といえるのかもしれません。</p>

<p>瀬戸焼が、素朴な民芸調から優雅な染付けまで、全国の陶器を模倣できているのにはいくつかの要因があります。<br />
そのひとつとされるのが、市内の採掘場から良質な陶土や陶石が豊富に出土していることです。<br />
中でも、石英分を多く含んだ赤津蛙目粘土（あかづがいろめねんど）は陶器の主原料となり、可塑性の高い本山木節粘土は陶磁器の主原料となっています。</p>]]>
        <![CDATA[<p>瀬戸焼の発祥の地とされている猿投山に抱かれた赤津町では、現在は磁器が中心となりつつある瀬戸焼の中で、「赤津焼」という国の伝統工芸品に指定されている陶器を主体に焼いています。<br />
赤津焼には伝統的な釉薬が７種類ほどあり、中でも灰釉や古瀬戸釉（こぜとゆう）、御深井釉（おふけゆう）が特徴的な釉薬として挙げられます。<br />
灰釉は草木の灰を用いたもので、焼き上げると緑色の美しいビードロ状になり、平安時代から受け継がれてきた古典的な釉薬です。<br />
古瀬戸釉は茶陶などに多く見られ、鉄釉の一種で木灰に砕いた鬼板粘土を混ぜたもので、釉薬をかけた黒色の表面に茶褐色の斑模様が出るのが特徴です。<br />
そして御深井釉は、灰釉の一種で青みを帯びた美しい色を生み出しています。<br />
ほかに、志野や織部、黄瀬戸などの釉薬も見られますが、これは隣接する美濃焼の影響を受けたものだと思われます。</p>]]>
    </content>
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    <title>瀬戸焼</title>
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    <published>2008-12-01T03:01:26Z</published>
    <updated>2008-11-19T05:48:46Z</updated>

    <summary>焼き物全般のことを「せともの」と呼んでいる人はいますか？ いまや「せともの」の呼...</summary>
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        <![CDATA[<p>焼き物全般のことを「せともの」と呼んでいる人はいますか？<br />
いまや「せともの」の呼び名で日本の食器の代名詞ともなっているのが、愛知県瀬戸市で焼かれる瀬戸焼です。<br />
昔から、瀬戸市一帯は窯業が盛んな地域であったようで、瀬戸という地名も「陶都（すえと）」から転じて「せと」になったとも言われています。<br />
現在でもこの辺りは全国の陶器を代表する一大窯業地帯となっています。</p>

<p>しかしながら、これほどにまで有名な瀬戸焼ですが、現在の瀬戸焼では一部の茶器を除くとこれといった特徴があまりないのが実際のようです。</p>]]>
        <![CDATA[<p>逆に言えば、古典的な焼き締めの壺から、素朴な化粧土がほどこされた花瓶や民芸調の絵が描かれた皿などの陶器に至るまで、種類が豊富なことで全国の陶器のスタイルを一度に楽しめる、という点が特徴なのかもしれません。</p>

<p>瀬戸焼の代表である磁器は、１９世紀の初め頃、磁祖と呼ばれる加藤民吉（かとうたみきち）によって創始されたものです。<br />
有田焼とはまた違った独特のぬくもりを備えており、やがて絵付けの技術も発達してさまざまに展開し、日本の焼き物界で一世を風靡しました。<br />
落ち着きのある白磁や気品に満ちた染付けや上絵は大変魅力的なものですが、瀬戸焼の人気が高まったことで大量生産の道を歩むこととなり、作品としての特徴をやや失ってしまった、という感があるのも否めません。<br />
しかし奇抜な特徴がなく、一般的で丈夫で飽きが来ないという点では、日常使いのの食器としてはもっとも理想的であると言えるでしょう。</p>]]>
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    <title>渋草焼</title>
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    <published>2008-11-30T13:58:05Z</published>
    <updated>2008-11-19T05:48:46Z</updated>

    <summary>渋草焼の故郷である岐阜県高山市は、その昔、徳川幕府直轄の天領地として繁栄した町で...</summary>
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        <![CDATA[<p>渋草焼の故郷である岐阜県高山市は、その昔、徳川幕府直轄の天領地として繁栄した町です。<br />
また、飛騨山中の木材の集積地としても大変に栄えていました。<br />
現在でも全国から観光客の集まる高山祭りでは、豪華な山車などに当時の繁栄ぶりをうかがうことができます。</p>

<p>全国の陶器を扱う町にはそれぞれの特徴がありますが、ここ高山市を代表する渋草焼も、高山の豪勢な町人文化の中から生まれた焼き物と言えます。<br />
渋草焼の特徴として挙げられるのは、地元で採れる特産の渋草陶石を主原料とした透明感のある磁器と、飛騨の山から採れる土を使った陶器の２種類があることでしょうか。<br />
渋草焼で扱われる磁器では、青白く光沢のある素地に、美しい染付けや赤絵が描かれており、食器や装飾品など高級感のただよう器となっています。</p>]]>
        <![CDATA[<p>渋草特有の絵付けも、その特徴となっており、透き通るような青白い時期には呉須（ごす）で描いたザクロ文様や唐草文様などの「渋草調」と呼ばれる染付けや赤絵の装飾が施されています。<br />
この赤絵は、陶器の方にも描かれますが、こちらは土味を生かしたしぶい雰囲気のものが多く、花器や茶器が中心となっています。<br />
陶器に描かれる赤絵の方は、九谷の陶工に影響を受けたと思われる絵柄が多く、花をモチーフにしたものや子どもなどの人物紋様が描かれています。<br />
土色をいかしているため、絵柄の色も落ち着いたしぶめの感じになっています。</p>

<p>全国の陶器にあまり興味がない人でも、旅行の好きな人なら高山という観光地を訪れる機会が一度はあるかもしれません。<br />
そのときにはぜひ、歴史ある高山の町で生まれた渋草焼を手にして触れてみてください。</p>]]>
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